資格の学び舎はこれまで投稿した資格についての記事をまとめていきます。
中小企業診断士の学び舎
他にもこんな記事を書きました。
中小企業診断士について知ろう
中小企業診断士は7つの科目で構成されています
科目1:企業経営企画論
科目2:運営管理
科目3:財務・会計
科目4:経済学・経済政策
科目5:経営情報システム
科目6:経営法務
科目7:中小企業経営・政策
科目の順番は教科書によって違うようですが、私的に重要度が高い&仕事でも活かせそうな順番で並べてみました。私は流通・小売業に従事していますので、特に科目2:運営管理は即仕事でも活かせる情報が多く、また販売士資格にも深く連動しています。
この資格を用いて経営コンサルタントを行う人は様々な業界をコンサルしますので
業種を問わず幅広い知見が必要となります。ですから、例えば科目3:財務・会計では
簿記1級~2級程度の知識が求められたり、販売士も同じ位です。科目5:経営情報システムではコンピューターの構造やクラウドについての記述があったりします。
専門分野は「あれ?結構簡単じゃない?」とサクサク問題が解けるのですが、
未経験の分野では急に学習スピードが落ちたりします。
ポジティブに捉えれば、あらゆる分野を学ぶことが出来ますので、会社や部署の見え方がガラリと変わりますし、経営的視点で物事を見る癖がつくのも良いですね。
会社で役に立つ?それはその人次第です!
経営コンサルタントの仕事をされているのであれば当然必要となる資格だと思いますが
そんな人は多くはないでしょう。でも例えば自身の会社の経営者へ意見を言うときや他社との商談事であったりで言葉や資料の信頼性が増すのは間違いないと思います。
資格も経営の経験もない平社員にあれやこれや言われたら、怖いワンマン社長なら怒ってしまうかもしれませんね。ただ中小企業診断士的な観点から論理立てて説明が出来たらどうでしょう?「ふんふん…なるほど。君はなかなか視野が広く経営が分かっているね。何?中小企業診断士なの?そうか…昇進!」なんて上手くは行きませんが説得力のある提案が出来れば今の組織でも更に活躍出来る事は間違いないですね!
名刺にさりげなく資格が書かれていたりすると、今までよりも聞く耳を持ってくれるかもしれないですね。転職活動でも面接で資格を書くだけれも有望だと感じてくれるかもしれません。取得してプラス面は多いですし、マイナスになることはありません。
会社の経営に携われるかもしれない…そう想像するだけでもワクワクしませんか?
合格までの道のり。試験は毎年1回!
試験は毎年1回、1次試験→2次試験→口述試験となります。
1次試験は毎年8月中の土日2日間で科目は以下の通りです。
1日目
①経済学・経済政策(60分)
②財務・会計(60分)
③企業経営理論(90分)
④運営管理(90分)
2日目
⑤経営法務(60分)
⑥経営情報システム(60分)
⑦中小企業経営・政策(90分)
配点はそれぞれ100点で各科目ともマークシート方式で4択or5択です。
合格基準は…
総点数の60%以上で、かつ1科目でも40%未満がない事
となります。つまり苦手科目が40点でも得意科目で80点とれればOKです。
さらに科目ごとによる合格基準も設けられていて60%以上を取れれば、仮に総得点で不合格になっても翌2年間は合格扱いで免除となります。
もちろん集中して1回で合格できることが理想ですが、少し肩の力を抜いて、
数年かけて合格を目指すという考え方も私はアリだと思います。
2次試験は1次試験の合格発表後、毎年11月に行われます。
「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」を4つ記述形式で回答するようです。
テーマA:組織
テーマB:マーケティング・流通
テーマC:生産・技術
テーマD:財務・会計
実際に自身がコンサルタントをする立場になって回答をしていきます。
もちろん問題集はサッと目を通しましたが、正直いまの私にはどうこう言えません。
何が正解なのか、どのような回答をしたら何点なのか、よく分からないです。
このブログを書き進める間に分かるようになれれば良いですね。
口述試験は10分程度、複数の試験管と2次試験で出題された4つの事例について
2次試験とは異なる角度から質問をされるそうです。
この口述試験で不合格になる人は殆どいない、なんて事も言われていますが
2次試験を突破した優秀な人材だからですね。
ともかくまずは1次試験を突破すること!を目標に励みたいと思っています!