中小企業診断士の科目、企業経営企画論にはマイケル・ポーターやジェイ・バーニーといった経済学者、経営学者の名前が多数出てきます。
彼らが提唱する戦略論についてはもちろんの事、過去問題では「〇〇〇分析を提唱した経済学者は誰か?」という問いもあったようです。
必須で覚えなければならないという訳ではありませんが、せっかく勉強を始めて出会えた偉人、どんな人物だったのか興味が沸きました。
ここではアイドルや戦国武将を覚えるような、あくまで趣味的なざっくり感覚でブログに残していきたいと思います。
あくまで学ザックリですので深く知りたい人は他サイトへお願いします。
※参考サイト貼ります
マイケル・ポーター(ポジショニング型 戦略論)
まずはマイケル・ポーターさんですね。
経営学者というピーター・ドラッカーは社会人になりたての頃に上司に読むよう薦められたので名前もマネジメントもよく覚えていますが、このポーターさんも世界に誇る超有名な経営学者だそうです。
ちなみに「経営学」と「経済学」とでは少し学問も違うよう。
経営学:企業活動の原理や構造、またその合理的な管理方法などを研究する学問。
経済学:人間社会の経済現象,特に,財貨・サービスの生産・交換・消費の法則を研究する学問。大辞林(三省堂)より
このマイケル・ポーターさんはアメリカ合衆国の「経営学者」です。
因みに、こういった学習でよく名前が出てくる著名な方って結構な割合で亡くなられていることが多い印象ですが、ポーター氏は今も第一線でご活躍をされています。
なんとハーバード大学の経営大学院で教授をされているそうです…すごい!
著書も多数執筆されていまして、『競争の戦略』はMBA取得者が選ぶお薦め経営学書1位だそうです。読んでみたい!!
マイケルポーター氏は企業経営企画論の学習のなかで度々その名前が登場します。
押さえておくべき内容はコツコツまとめていきたいと思います!
ファイブフォース分析
ファイブフォース分析はマーケティングの学習で登場する、業界構造を分析するためのフレームワークです。
ファイブフォース分析の「フォース」とは「脅威」、すなわち競争となる要因です。
・業界内の競争 ・買い手 ・売り手 ・新規参入者 ・代替品 と
脅威となりうる要因を5つに分類し、それぞれを分析することで、参入業界の収益構造を明らかにして、その中で自社の競争優位性を探るという分析方法です。
成る程、ポジショニング型戦略つまり外部環境をしっかりと分析してから自社に落とし込むのがポーター氏と戦略の作成で学習しましたが、まさにその通りの分析方法ですね。
バリュー・チェーン
バリューチェーンとは製品の製造や販売、それを支える開発や労務管理など、すべての活動を価値の連鎖として捉える考え方のことで、競合と比較して強み、弱みを分析して事業戦略の改善策を探るフレームワークです。
コストリーダーシップ戦略
コストリーダーシップ戦略は競合他社と比較して安い価格帯で商品やサービスを提供する、あるいは原価を抑えて利益率を増大させることで競争における優位性を確立する戦略です。
差別化戦略
差別化戦略とは、機能やサービス面で他社にはない強みを活かし、市場において優位な立場を築く戦略のことです。差別化戦略は、経営学者マイケル・ポーター氏の競争戦略の中の1つとして提唱されました。競争戦略の中には差別化戦略の他に、コストを下げるなど価格が安いことを売りにして、競合と差をつける「コスト・リーダーシップ戦略」と、特定の顧客層やエリアに集中することで競合と差をつける「集中戦略」があります。
集中戦略
コスト削減を図る「コスト集中戦略」と他社との差別化を図る「差別化集中戦略」があります。
特定の狭い範囲にターゲットを絞り込み、自社の経営資源を集中させていく戦略です。
コスト・リーダーシップ戦略や差別化戦略は、業界内での競争優位の構築を図るものですが、集中戦略は業界全体ではなく、特定の市場に限定して戦略を行っていきます。
ただし、絞り込んだターゲット市場が一定以上の規模ではなくなった場合、事業として成立しなくなる可能性があります。
特に流行に左右されやすい分野では注意しなければなりません。
(徐々にまとめていきます)